ネット上のどこを見ても解りやすい説明がなかったので、ここにまとめておきます。
さまざまな組織を持ち上げたり支えたり守ったりしている「筋肉」や「皮膚」は私たちの身体の中で重要な支柱の働きをしています。 加齢によって、私たちの皮膚は弾力性を失い筋肉も伸びたり硬縮を起こしたりしてその働きが低下していきます。 そうすると、重力の影響をで上のものは下に下にと徐々に落ちてくることになります。弾力を失った皮膚は脂肪などに押されて伸びてきて たるんできます。
この現象は私たちの目元に、比較的早い時期にしかも顕著に現れます。
私たちの眼(眼球)は、「まぶた」と「脂肪」によって優しく包み込むように守られています。
これら、眼球と脂肪は、弾力性のある皮膚と筋肉が支えるから所定の位置に留まって眼球を守る働きを行えるのです。 でも、皮膚の弾力性や筋肉の牽引力・収縮力が衰えてくると、重力の影響に逆らえなくなって眼球や脂肪は下へ下へと 下垂していくことになります。
皮膚の弾力性が衰えると、上まぶたでは脂肪に押されて皮膚が徐々に伸びて「たるみ」となります。上まぶたを押した脂肪もそこにあれば 「ふくらみ」となって現れます。
でも通常は、上まぶたの中の脂肪は、支える筋力の衰えに伴って下まぶたの中に移動してきます。 それによって、上まぶたはこけてきますので窪んだようになりますし、下まぶたはミカンの小袋のようにぷくっと 膨らんできます。さらに悲しいことに、眼を支える筋肉も衰えていますので、眼も脂肪の上に重く寄りかかるようになってきます。 そのためさらに、脂肪は前方に押し出されてきます。
このような状態を自分で鏡を見たとき、「下まぶたが膨らんでいてその下が窪んで見える」し「上まぶたが窪んでいる」と感じます。
より詳しく書くと難しくなりますが・・・。
眼輪筋を区分すると眼板部、眼窩隔膜部、眼窩骨部といった3つの部位に分けて説明することができます。加齢とともに、
「瞼板部」上に「眼窩骨部」が下に硬縮をおこし、真ん中の「眼窩隔膜部」は引張られて伸びていきます。さらに、眼球を支えている
Lockwood支持靭帯(じんたい)がゆるみ眼球が下垂することで、眼窩脂肪が圧出されてきます。
目の周りの骨は下の骨のほうが上の骨よりも後ろに下がっているので、下垂した眼球にの重みで圧出された眼窩内脂肪は前方に飛び出し
Buggy eyelidsを形成することになるのです。これは眼窩内脂肪のヘルニア状態です。
これらの症状は目の下の弛んだ部分と頬の段差をなくすことで解消される場合があります。 低い部分に脂肪・ヒアルロン酸などを注入することで段差を解消する方法もあれば、高い部分の脂肪を除去することで解消する方法もあります。 でも、根本的な解決方法は、脂肪を取り除くとともに余剰皮膚を切除し、時に筋肉を引き上げる手術となります。そして 新しい潮流として注目を集める可能性があるのが再生医療と脱脂手術のコンビネーションかもしれません。
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